ぼく,アートになったよ! いつもとちがうドラエモンぎっしり
初級 〜
南日本新聞2017年11月20日朝刊「こども」のページから,英文2つを引用しています。
和訳や内容の説明は新聞記事をご覧ください。
An exhibition of works on Doraemon by 30 Japanese modern artists is being held in Tokyo. They highlight the appeal of the popular cartoon character in various unique ways.
exhibition : n. 展覧会,展示会
appeal : n. 魅力,人気 vi.(人の心に)訴える〔to〕
cartoon : n. 漫画 / 漫画映画,アニメ
highlight の品詞がわかればだいじょうぶですね。
”記号づけとチャンク訳の解答を見る”
”解答を隠す”
highlight の次に the appeal とありますから,まず,冠詞の付いた appeal が名詞で,highlight が他動詞であることがわかります。
[by 30 Japanese modern artists]– -a は,[on Doraemon]a を飛び越え,さらに [of works]a を飛び越えてexhibition を修飾しているのでマイナスを2つ付けて「– -a」としています。
山括弧 を使って説明すると,
〈An exhibition [of works]a [on Doraemon]a〉[by 30 Japanese modern artists]– -a
のように,[by 30 Japanese modern artists]– -a は,名詞のかたまり〈An exhibition [of works]a [on Doraemon]a〉を修飾しています。
その結果,次のように,さらに大きな名詞のかたまりができます。
〈〈An exhibition [of works]a [on Doraemon]a〉[by 30 Japanese modern artists]– -a 〉
形容詞句は,通常は,直前の名詞を修飾しますが,時には,このようなこともあります。この時,矢印で修飾関係を示す方法もありますが,矢印は,英文から目をそらさせますし,多用すると複雑にもなりますので,補助的にちょっと利用するくらいが良いかと思います。
今回,たった2つの英文に,前置詞句が6つ(形容詞句が4つ,副詞句が2つ),それもかなり長いものが出てきました。前置詞句が発達しているのが英語の1つの特徴です。前置詞句を把握し,形容詞句か副詞句かわかって英文を読むことが大事であることを再認識できるような今回の英文でしたね。
今回は以上です。
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