「英語の見える化」は,
英語学習の基礎の基礎 から
複雑な構文の正確な理解 まで
英語学習のお手伝いをする学習メソッドです
この学習メソッドは,英語を英語として理解するために
英文に簡単な記号を付ける
ことを柱としています。
簡単な記号といっても
英語の特徴を捉えた記号
です。
英文の構造を視覚的に把握しやすくする,ということで,この学習メソッドを「英語の見える化」と名付けました。
英語は,その歴史的経緯から
・語順が重要で,文の意味の基本が語順で決まる
・前置詞句が発達していて多用される
という独特の特徴を持つ言葉であり,これは言語学の世界ではよく知られたことです。
そもそもヨーロッパの北西の端の島国で生まれた英語と,アジアの東端の島国で生まれた日本語は,言語として大きく異なるのは当然で,
英語の特徴 = 日本語との相違点
となっています。
この相違点を克服することが,英語学習の基礎の基礎であることに異論は無いものと思います。
「英語の見える化」の記号は
英語と日本語との相違点を克服し
「英語学習の基礎の基礎」を築くためのもの
ということです。
しかし,日本の英語教育では,この相違点(英語の特徴)に対して,十分な配慮がなされてきたのでしょうか?
語順が異なるために「返り読み」を余儀無くされ,
頻出する前置詞句を1つの塊(チャンク)として捉える訓練もされず,
暗記に頼った語彙力と,長い学習期間で培った勘で,
英文に必死で取り組んでいる英語学習者
が過去に,そして現在も,たくさんいるのではないでしょうか?
「英語学習の基礎の基礎」は
日本の英語教育に欠けているもの
ではないかと思わざるを得ません。
欠けているので気づかれない,気づいたとしてもなかなか良い方法が無い,ということもあるかもしれません。
パターンプラクティス [1] [2] [3] は,日本人の英語学習においても1つの極めて有効なメソッドだと思われますが,十分な効果を上げるまで実行するには学習者の強い意志と意欲が必要でしょう。
日本の英語学習者の多くは,英語を,授業科目,試験科目,資格(TOEICなど)あるいは単なる道具と捉えているかもしれませんが,英語は人の言葉です。返り読みなどせずに普通に読めて,聞いてそのままわかって,口から自然に言葉が出てきて,小説を読めば言葉から直接感動が得られる,そういう人の言葉です。
「英語の見える化」では,語句の意味は,言葉の塊ごとのチャンク訳で示します。その言葉の繋がり,すなわち構文を記号づけで示します。
「英語の見える化」は
英語の特徴を捉えた記号づけと
チャンク訳で
英語を英語として理解することを助けます
「英語の見える化」は,大学での研究室のゼミに始まり(2008年),学部や大学院の英語科目,社会人の英語講座などで,私自身が予想できなかったような成果をあげてきました。to不定詞や関係代名詞が絡んだ複雑な英文構造を正確に理解するのにも極めて有効であることもわかってきました。
「英語の見える化」が日本の英語教育の改善に役立ち,英語学習者が英語を英語(人の言葉)として理解する喜びを感じられるようになることを願って,この Webサイトを立ち上げました。ご意見・アドバイスなどいただけると幸いです。
■「英語の見える化」
・『大学英語の基礎』目次
. 目次をクリックして「英語の見える化」の基礎をご覧になれます
・「英語の見える化」入門(作成中)
・「英語の見える化」初級(作成中)
. 「★ブログ」の「今週の英語News」などの 記号づけ+チャンク訳 の具体例もご覧ください
・「英語の見える化」中級(作成中)
・「英語の見える化」上級(作成中)
. 記号づけが難しい構文・表現について提案をしていきます
参考文献・引用資料
[1] 「パターン・プラクティスについて」日塔悦夫(東洋大学)[2] 「パターン・プラクティスは必要ですか」後関正明
[3] 「英文法をマスターするならこの方法が便利。パターンプラクティスとは」英会話ビギナーズWEB
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