「今週の英語News」20180115 ( be動詞の2つの意味)

スポーツ男子から サイエンス男子へ  将来の夢,女の子はパティシエ

南日本新聞2018年1月15日朝刊「こども」のページの英文を引用しています。新聞記事には,語句の意味,和訳,内容の説明があり,QRコードで音声(通常速度,ゆっくり速度)のダウンロードもできます。週に一度の親子の英語談義などに活用できそうですね。
この新聞記事は共同通信社によって配信されて全国各地の地方紙に掲載されているもののようです。

入門 〜 (今回は,記号づけの基礎を説明していますので「入門 」としました)

Scientist was the most popular job among Japanese boys in 2017.  Until then, soccer or baseball player was at the top for many years.  Food shopkeeper stayed the most popular among girls.

soccer :  n. サッカー(《英》では football という /《米》では football はアメリカンフットボールのこと)
(フットボール協会 The Football Association のルールに基づく競技を association football と呼ぶことから association の soc に er を加えて soccerという語ができたそうです)
shopkeeper :  n. 小売店主(強勢は shop にあります)(《米》storekeeper

今回は,第1文型と第2文型の単文のみの易しい英文ですが,stay で引っかかるかもしれませんね。

be動詞 was が2つありますが,意味(使われ方)は同じでしょうか?

”記号づけとチャンク訳の解答を見る”



”解答を隠す”

1番目の文は,第2文型( S = C ) ですので,was を動詞としてで囲み,さらにその下に「」と記します。was は「〜でした」という意味です。

補語の下にCと書けばそれで良いと思われるかもしれませんが,第2文型の「補語」と第3文型の「目的語」の区別が難しい学習者が意外と多いので,このようにしています。

2番目の文の was は,(ランキングの中でトップの位置に)「あった」という意味なので,この文は第1文型です。was を普通の自動詞として扱います。すなわち,で囲み,(丁寧にする場合は)下に「V」と記します。

3番目の文の stayed は,be動詞ではありませんが,第2文型を作っています(stay は第1文型を作る場合が多いですが)。第2文型ですので,1番目の was と同様に扱います。補語Cが形容詞ですが,名詞の場合と同様に「」を付けます。

be動詞以外の,第2文型を作る動詞(become, smell, sound, taste, feel など)は,注意して覚えていくようにしましょう。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

板倉

〜2016 鹿児島大学水産学部教授 ,2016〜2017 水産学部特任教授(英語教育担当),2016〜 鹿児島大学名誉教授/ 〜2017 CIEC(コンピュータ利用教育学会)理事,ネットワーク委員会委員長,2018〜 CIEC 監事/ 2015〜「英語の見える化」研究会主宰/ 資格: 獣医学博士(北海道大学)/