【受講生より】「600選」の第5文型で

9月2日の講座(中級)では,Enjoy Simple English「福岡の屋台」に入る前に,復習のために少しだけ600選(英作基本文例600)をやりました。第5文型の例として

I found the book very easy.

がありましたが,当てられたBさんが,easy を easily と思ってしまいました。さて…


Bさん(2015年4月から受講)より 2017年9月2日

今日は,found を見てすぐに「探す」という日本語が思いつき,easy は「簡単」…という具合に考えてしまいました。第5文型を復習しているにもかかわらずです。単語の意味をつなげて文を作る癖が直っていません。まず記号をつけてから,意味を考えるようにしないといけないですね。でも,間違ったからこそ、印象に残るので,それはそれでよかったです。

600選は,高校時代に丸暗記をさせられましたが,何の役に立つのだろうと思っていました。

私の好きなテニスでは,理論はさておいてまずは教えられた通りやってみて,できるようになった頃に「こういうことだったのか!」と理解できたという経験は,あります。

でも,600選はどうでしょう?高校時代に丸暗記したからといっても,大学生になった時に「あぁ,こういうことだったのか!」という瞬間はありませんでした。今でも覚えてるのは,「覆水盆に返らず」という諺を ‘milk’ で表してたな,というくらいです。先生の記号づけがあって初めて600選に意味があるのだと感じました。

1 個のコメント

  • いつも積極的な発信,ありがとうございます。さて,

    「まず記号をつけてから,意味を考えるようにしないといけないですね。」

    ということですが,
    理想としては「直読直解」なんだけど,
    そうは行かない場合に記号が役に立つ,
    ということですね。

    たしかに,前置詞句や節は,形だけで見分けられることも多いので,これらを括弧で囲んでしまうと,文の意味が取りやすくなります。
    自動詞か他動詞かも形で決まるので,通常は意味より先に記号づけが可能です。

    ただ,第4文型や第5文型の場合は,他動詞だとわかるだけではダメですよね。
    最初の目的語の次に来る,名詞,形容詞,あるいは準動詞を,見分ける必要があります。
    それがわかって記号や品詞を記入できれば,正しい構文と意味に近づけるでしょう。

    第4文型,第5文型は難しいので
    第4文型を作る主な動詞(give,bring,teach など)
    ・(O=C の典型的な)第5文型を作る主な動詞(『大学英語の基礎』p28)
    ・(OとC が主語述語の関係の)第5文型を作る主な動詞(知覚動詞,使役動詞)
    を目にした時にノートに書き,自分にしっくりくる例文を作って頭に入れておくのが良いと思います。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    板倉

    〜2016 鹿児島大学水産学部教授 ,2016〜2017 水産学部特任教授(英語教育担当),2016〜 鹿児島大学名誉教授/ 〜2017 CIEC(コンピュータ利用教育学会)理事,ネットワーク委員会委員長,2018〜 CIEC 監事/ 2015〜「英語の見える化」研究会主宰/ 資格: 獣医学博士(北海道大学)/